カドリールをやった時のこと。
乗馬クラブに入って、乗っているうちにやってみたいなと思っていたことが「カドリール」でした。
カドリールの説明が上手くできないのだけど、乗馬でみんなで図形を描いたりして演技をするようなもの、と言えばいいのかな?!(←自己流の説明です^^;)
ぴったり揃って乗り方もかっこよくて、、といったものが本来だし素晴らしいんだけど、今まで発表していた人たちを見ていて、チームを組んでみんなで行っているチームワークや雰囲気が素敵だなと感じて、そういう所に惹かれ自分にもできる機会があったらいいなと思っていました。
入会して1年後くらいに1回目に組んだグループに誘われて入りましたが、幻となりまして、、全員が練習を続けられないといけないし(みんな社会人だったり遠方から来ていたり、それぞれ事情もあるので)、発表までいくってほんとに大変なのです。短い間だったけどこの時もいい経験でしたよ!
そのあとしばらくして、またお誘いを受けて、夏の練習に参加できるかが不安で迷っていましたが(夏がほんとに苦手なので、、)2016年に、練習・発表しました。もう7年も経つのかぁ(´・ω・`)
レベルは全然低いし(自分は特にね!)、半年くらい練習した中でもーほんとにいろいろあってめっちゃ大変だったんですが、、それでもとてもいい思い出となっています!
favoriteのコーナーにhorseコンテンツがありますが、そういえばなぜかカドリールのこと書いてないと思い、そこに少し載せようと思っていたのだけど、発表までに作成した衣装のことなどInstagramに残していて、それらも細かく記録できたらなと思い、このpostを作成することにしました。
発表するにあたり、テーマを決めて経路や音楽、衣装など決めていくのですが、テーマは「マカロニ・ウエスタン」から始まり、クリスマスが近いこともあって、だんだんクリスマス化していきました。
最終的には「マカロニ・ウエスタンクリスマス」な感じかな?!
作成していくにあたり、経路を考える人、音楽を考える人、衣装を考える人で分担をしました。
最終的に音楽も違う子がメインで作成してくれたりしたのだけど(笑)
私は衣装を考える人になり、もう1人の衣装係と案を考えながらネットで探したり大塚屋に行ったりしました。
衣装
衣装は、人だけでなく馬もです!
その頃のノートが残っています。馬のイラストが完全にじゅりさんのパクり、、(^_^;
衣装とか完全に自分の私物反映しすぎだったりします(笑)
Instagramの記録によれば、スタッフの人にいろいろ聞いたりしながら案を考えていたらしいです。
人の服装
帽子やバンダナを購入して、あとは、各自すでに持っているキュロット(乗馬のズボンのことです。)やGパンを使ってもらうことと、白いカッターシャツを持っているものや購入して用意してもらうことで決定。
Gパンでしょって意見が出ていて、私ともう1人がGパン一切履かないし持ってないなんてことになり、何で持ってないの?!などひと悶着w
Gパン伸びない感じが苦手です、、持ってないなら貸してあげるなんていって、履いてみて~と持ってきてくれたけど、この子細すぎなので私には入らなかった(笑)(私ちびっ子でやせ型なのだが……ウエストはあるかな。)いや、Gパン苦手だから、、(^_^;履くものはそれぞれで決めればいいと1人の子が言ってくれたことで落ち着きました。ありがたい、、
ってか乗馬にはキュロットでしょ。(キュロットにGパンスタイルのものもありますが。)こだわり強くてすみません。余談でした。
イヤーネット(馬の帽子)
何となく馬にイヤーネット(帽子)をかぶせると飾られる感じがして、以前発表をされた子のお母さんがイヤーネットの作り方のマニュアル用紙を貸して下さったりしたので、まずは適当な布で試作。
実際にフェルト布(←これも真似)で作成してみたのだけど、縫うのも採寸も大変!
作成している段階だと、白無垢かよって感じだし、、(´・ω・`)
サンタ帽の色や素材が白無垢感出してるのもあるので(和っぽいというか)、これを改善することにしました。
あと、サイズがどう見ても小さくて、サイズを修正していったのだけど、これはその後も改善できずでした(´・ω・`)
サンタ帽を100均のものにしたら、白無垢感がなくなりました!
これで形は完成しました!(といっても明らかに被れてないんだけど(´・ω・`))
ここからさらに飾りつけを、各自やりたい人がやる感じで作成しました!
馬着(服)
いろいろ考えてイラストを持って行ったら、アメリカ国旗柄を気に入ってくれて、アメリカ国旗をネットで見つけて購入しました。
実際に馬につけてみて、国旗1枚より2枚の方がいいね、となって、1頭につき2枚使用することにしました。
ちゃんと馬着っぽく制作して、こちらはまぁまぁ成功した方です!
今思えばサイズもちょうどいいなぁ。ひらひらすると馬がびっくりするとか、配慮することも多いです。なので、しっぽの部分で後ろを止められるよう、アメリカ国旗布を切って余った部分を使って紐を作り、マジックテープで止めれるようにしました。
音楽
音楽はそれぞれウエスタンっぽいものやクリスマスっぽいものを探して持ってきたりもしつつ、最終的に1人が(なぜか音楽の係じゃない子。笑)選曲とさらに自身で探して追加、音楽のつなぎ目の編集と全部やってくれました。
次の曲のつなぎ目に馬の鳴き声を入れたり、経路に合わせてつなぎ目を持ってきたりと、編集センスが素晴らしくて!
こういうことを私はやったことがないのですごいなぁって思います。
経路
1人が毎週のように経路を考えて紙に描いてきてくれて、レッスンの前にそれを見ながら人だけで歩いて経路を覚えることを繰り返していました。
実際馬に乗って上手く踏めなかったりすることを繰り返していたため、経路は毎週変わっていました。終わってから、ガラッと変えずできなかった所だけ少し変えればよかったのでは?!と、別のメンバーとは話していましたが、ほんとに毎週一生懸命考えてきてくれました。
毎回こうやって経路をもらっていたのだけど、残っていたのは最終的に踏むことになった経路の紙だけでした。(それまでのものは全部捨てちゃったみたい、、)
全員が踏めなければいけないし、カドリールは乗馬経験が1番浅い人に合わせてやらなければいけないので、これを考えるのはほんとに難しいのです。
人のスキルがもちろん関係してくるんだけど、馬にも動きやすい子もいれば動きにくい子もいるので、それも配慮して経路を考える必要があります。
例えば先頭になると動かなくなる、とか。そういう子が先頭になる経路があると、そこで止まってしまう可能性もあるので、そうならない経路構成や順番決めが必要になります。
本番までにいろいろあったこと。
練習が始まった頃は、他のレッスンとの兼ね合いもあり、重くて難しい馬を当てられることが多く、経路を踏むということも難しい状況でした。もちろん私たちのスキルが足りないからなのですが。
その中私はそれほど重くはない決まったポニーに当たることがほとんどでした。私のスキルや適性を見ての判断だと思います。
ビギナーの言うことをちゃんと聞くわけでもないので、練習している時は難しかったですが、このポニーに乗り続けることは後々私の中ではよかったこととなっていきます。
レッスンの前には早く行って経路を踏む練習をし、レッスン後には話し合いをして夜遅くまでクラブハウスにいるという生活を、ずっと続けていました。(そのあと夜ごはんをみんなで食べに行ったりもして、楽しかった思い出もありますが!)
本番が近付いて馬を決めていく段階に入っていき、私は経路を踏めるよう軽いびゅんびゅんな子に乗ることになったのですが、、
本番1ヶ月前切った頃に、危険という判断になり、馬を変えることになりました。
びゅんびゅんな上にビビりなところがあり、2週続けてびっくりして落馬危機もあり、しかも本番をやる馬場でレッスンしたことがない子だと(^_^;
練習で多く乗ってきたポニーにお世話になることになりました。
ただ、このポニーは、先頭になると動きが悪くなります。(私のスキルの問題が当然ありますが、ポニーはついていく習性が強いこともあります。)そのため、順番を変えてもらったりして、経路で先頭になることがないよう配慮をしてもらいました。
他のメンバーも、なぜか馬変更になった子や(何でそうなったのかいまだにわからない・笑)、1番乗りいい馬が直前に別のレッスンでケガをして乗れなくなったり、1番上手な子がクラブに来たばかりの馬に急きょ乗ることになったり(その馬の動きがいいから、けど敏感で難しかったりする)、などなど……。
結果、6人中5人が、本番1ヶ月以内に馬が変更になる、という事態になりました(´・ω・`)
馬はあらかじめそれぞれ2頭くらい候補の馬がいたらよかったのかな?!なんて終わってからは思ったりもしました。といってもその馬で練習が重ねられるかはわからないですが。
馬配のことなどで(パートナー制度という別途料金を払っていたこともあり)クラブと衝突もしました。
本番直前に行った本番で使う馬場での練習で全然できなくて、それをギャラリー(会員さん)に見られるという屈辱も味わいました。
私は本番のポニーに乗っていたけど、別の馬の動きにびっくりして飛び上がり、、3週連続の落馬危機(T_T)この繰り返しで元々怖がりなのだけど恐怖感が強くなってしまった感じはあります、、
最後の練習で、お腹が痛くなっちゃって寝ころび始めた子いたなぁ(←よく腹痛を起こす馬です)。ほんとに直前まで、本番に乗る馬でまともな練習ができなかったのです。
本番もいろいろありました(笑)
これで大丈夫なのかという状況で本番の日になり、ピリピリしていた子もいたし、本番前の衣装も含めた馬装などでもバタバタでした。当日に限らずだけど、私のいい加減具合が出まくる、、もういっぱいいっぱいで。
馬の衣装はこんな感じになりました★
イヤーネット(帽子)はやっぱりサイズが合わず、飾りつけはかわいいけどちょっと重そうになってます(^_^;結局取れそうだからもうつけない!って外してる子もいました、、
アメリカ国旗の衣装はとても映えて、好評だったという話も聞いて嬉しかったです。
ただ、風が強くて発表の映像を見ていてもかなりめくれています。馬がびっくりしなくてよかったです。
脚のバンテージは私たちはやる技術がなく、先生たちにお願いしました。
予想より鮮やかな青色のものが届き、ちょっと予定と違ったけどしょうがないです。
胸前にフリンジをつけたり、写真ではわかりにくいけどたてがみにポンポンをつけたり(一緒に買いに行った子がとても気に入って購入したものです。笑)、尻尾の飾りはそれぞれが好きなように作成しました。
見に来てくれていた会員さん(友人たち)が、馬の衣装や私たちの衣装を見て、「わー!」となってくれて、もうそれだけですごい嬉しかったのを覚えています。(笑)
当日は、冬なのでありがちだけど強風でした。ホースショー(クラブ内競技会)内で行われる発表なのですが、発表前までに行われていた競技で、落馬も多くあったそうで。
本番直前に、ウエスタンハットの予定から急きょヘルメット着用に変更になり、バタバタ(-_-)
それなら最初からヘルメット着用前提でプランを立てたかった、、と、いろいろ問題が出てくるのです。
馬場に登場する前の裏側では、1頭(1人)ずつ先生が付いてくれたのですが、私に付いてくれた先生はいろいろしゃべってくれて、本番前も私はペラペラしゃべっていました(笑)おかげでリラックスできた気はします。動かすために本格的にムチ入れて真剣調整していた子もいました。
1頭(1人)ずつ細かな自己紹介しながら登場をしました。
この登場の方法についても、過去の発表の人たちのものを見て面白かったため採用しましたが、笑わせも入っていたし、そんなの必要?!と、これも意見が割れたりしました。
ここでも音楽を上手に作ってくれたため、いい感じに仕上がりました。
そして担当の先生がめっちゃ緊張してた(?って言ってた気が。先生も競技の運営があったりして忙しい!)みたいで、カミカミすぎたり、カンペあるのに私を僕と言い間違えたりしてて面白い(笑)
私の乗ったポニーの子はいたずらアイドルキャラなので、自己紹介は笑いが取れ成功しました!\( ‘ω’)/
本番も決してキレイに経路が描けたわけではないし、ひどい出来ではあったのだけど(見れたもんじゃないなんて思っていたけど意外とそうでもなかったね、なんて話は何年か経って1人の子と話していたのだけどね)、達成感は強かったです。
ちなみに音楽作成した子によると、演技後にかける音楽も用意していたらしいのだが、かからなかったらしい(笑)言われてみれば無音だったわ、、クラブ側もバタバタしていましたね。
あと演技終盤に、なぜかゼッケンとボア(馬の上に乗せる、鞍の下に敷くものです。)が落ちる子が、、どうやったらそうなるの!w何事も起きなくてよかったからだけど、もはやネタです……。
こんな下手な演技でも、これ見てまたカドリールやりたいって思ってくれた人もいたみたいで(しかもすごい上手い人が思ってくれたとか!)、そう思ってくれる人が1人でもいたらいいなと思ってやったところもあるので、とても嬉しかったです。
それにしても映像を見直してると、自分の騎乗がほんとにひどいw
どうにでも動かさなければいけないために必死になってしまうものなのだけど、もっとキレイに乗れたらと思うものです(´・ω・`)
けど、このカドリールの練習でこのポニーに乗る機会が多く(その前からもよく当たっていたのだが)、ちょっと特徴をつかんだところもあり、いい方向にいった部分もありました。
本番でも出だしからごねられ進まなかった所があったのですが、対処法が何となくわかってきて焦らずできてよかったです。常歩(歩くこと)に落ちてしまった部分も多く残念な所もちょくちょくありましたが。
発表の後のレッスンでもこの子に当たることは多く、安心感も強かったし乗れて嬉しかったです。
全然上手く乗れないのにこの子のマスターとか言ってくれたりするのも嬉しいし。ほんとはいろんな子に乗れる方がいいのだろうけど。
チームで行うものなので、いろいろあって上手くいったことばかりではありません。人間関係もキレイにいくことばかりではないし、まぁいろいろと大変だったんだけど、やってよかったです。
このあとはさらに乗馬熱が増した人や、ここでやり切った人や、みんないろいろで。
しばらくは全員ではないけど集まってご飯行ったりお出かけしたりしていたけど、今はもうみんな疎遠です。私も乗馬に行けなくなってしまったし。みんな元気かなー?!(/・ω・)/
乗馬にカドリールというものがあるということを、みんなに知ってもらえるといいな(^v^)